残業をさせられない、会社の利益に貢献してくれない、すぐに辞めてしまう、辞めてもらいたくても辞めさせられないなど人を雇うにはリスクがつきまといます。
経営者の大きな悩みの一つが“人”に関するものです。
可能であれば人を雇わないという選択肢もあります。
人を雇い事業を拡大していくことだけが成功ではありません。
政府が進める働き方改革
政府が働き方改革に力を入れています。
・長時間労働の是正
・労働生産性の向上
・同一労働同一賃金
・賃金引き上げ
雇われる側のワークライフバランスの改善を中心としています。
中小企業の実態は長時間労働・低賃金で利益を何とか確保しているところが多くあります。
急に仕組みを変えて生産性を上げるというのは簡単ではありません。
政府が働き方改革を進めることで新卒者や転職者の意識が変わります。
きっちり時間内で仕事が終わり、安定したお給料をもらえる企業を就職先に選ぶでしょう。
中小企業はますます人材確保が難しくなります。
労災認定やセクハラ・パワハラなどで企業側が訴えられるケースも増えています。
新入社員に社長や上司が指導するにも気を使います。
雇われる側の立場が異様に強いという歪んだ社会になりつつあると感じています。
人を雇わない事業モデルを考える
人を雇うのが難しい時代。
可能であれば人を雇わない事業モデルを目指すという考え方もあります。
私は一人で税理士業をやっています。
今後も人を雇う予定はありません。
一人だからこそ生産性を上げ価値のあるサービスをお客様に提供できる部分があります。
税理士事務所は長時間労働・低賃金なところが多く、働き方改革に沿って事業モデルを変えるのが難しい業種です。
大規模な税理士法人と一人税理士の二極化が進んでいくのではないでしょうか。
経理や雑務などはITを使うことで効率化できる部分が多くあります。
人に代えてITを使っていくことも積極的に考えていかなければならないでしょう。
雇う・雇われるではなく個人が手に職をつけることを考える
これからは今まで以上に個人が手に職をつけることが重要になってくるのではないかと考えています。
雇う側のリスクが高まれば人を雇わない事業モデルが拡大していきます。
ITが人の代わりになる部分が増えていきます。
逆にITの発達で個人が直接サービスを提供しやすい環境になっています。
費用をかけなくても手軽に自分のスキルを発信することができるからです。
個人個人が手に職をつけ、自らが事業主になる事業モデルを考える必要があるのではないかと考えています。
まとめ
経営者の大きな悩みの一つが“人”に関するものです。
労働者を守る風潮が強まり、ますます人を雇うのが難しくなります。
人を雇わない事業モデルを目指すのも一つの道です。
必要なものは外注するなどやり方を工夫すれば一人ビジネスの可能性は広がります。
〜 なんてことのない日々 〜
喧嘩することが多かった二人ですが、最近少しずつ二人で遊べるようになってきました。
本当に少しずつですが(笑)
なんてことのない日々はTwitterでもつぶやいています。
見てもらえると嬉しいです。
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