妻のお腹がパンパンに膨らんでいます。
あと2ヶ月持つのか心配な西野です。
今日は六本木ヒルズで経営コンサルタントの方にアドバイスをもらってきました。
目次
1 税理業界の今後について
2 生き残るためには
3 コンサルタントから学ぶこと
4 まとめ
1 税理士業界の今後について
事務所のお客様でもあるコンサルタントの方に開業に向けてのアドバイスをいただきました。
要点だけを箇条書きにしてまとめると
・税理士をとりまく環境は大きく変わってきている。
・従来の税務申告、記帳代行だけではやっていけない
・クラウドによる経理の自動化が進む
・人工知能が考えてくれるようになる
・開業率は2%、廃業率は6%で全体の会社数は減っている
・税理士も開業する人は少なくなってきており、サラリーマン税理士が増えている
などなど・・・
不安な要素をたくさん指摘していただきました。
六本木ヒルズの写真同様暗雲が立ち込めています(笑)。
私も同じようなことを感じてはいましたが、外部から指摘されると改めて危機感を覚えます。
税理士に限らずどの業界も大変革のときを迎えているようです。
2 生き残るためには
これまで同様の価値観で同じサービスを提供していたのでは生き残るのは難しくなります。
私が今の事務所に入ったのが2011年9月なのでもうすぐ4年になります。
そのときはまだスマホもそこまで普及しておらず、個人でブログを書いている人もそこまで多くはなかったと思います。
それが今ではほとんどの人がスマホを持っており、個人が様々な情報を自由に発信しています。
4年たらずで劇的に社会は変わっています。
今後5年で更にスピードを上げて世の中が変わっていくと思います。
5年後には本当に税理士の通常業務がなくなっているかもしれません。
そこでコンサルタントの方から生き残るためのアドバイスをいただきました。
・差別化
・自分の強みをみつける
・市場全体に支持される必要はない、1%、0.1%の事業者に興味を持ってもらえれば十分
・3年後、5年後、10年後どうなっていたいのかを明確にイメージする、言葉にする
・目標を設定し遠い日付から近い日付に近づけていき、今やるべきことを導き出す
などなど・・・
やはり他とは違う強みをみつけて他者との差別化をはからなければなりませんね。
ネットでどこからでも見つけてもらえる時代ですからコアな部分で専門性を磨いた方が生き残っていける可能性は高まりそうです。
3 コンサルタントから学ぶこと
今日コンサルタントの方と話していて感じたことは、話していて信頼が持てる、安心できる、価値のある情報をくれる、これからも色々相談してみたいと思えるということです。
事前に税理士業界のことを細かく調べており、知識も経験も豊富です。
話の聞き出し方もうまく、ついつい本音で相談してしまいます。
今までの実績から自然と発せられるオーラなのでしょう。
コンサルタントの仕事はお客様の問題を解決することでしょうから、会社のことはもちろん、競合他社、業界全体の動向、消費者のニーズといった関連する全てのことを調べ、お客様にとって最良の方法は何かを考え続けているのだと思います。
情報収集能力が桁違いに高いです。
税理士は独占業務に守られた安定した職業だったので、お客様のためにここまでしている先生は少ないと思います。
ただこれからは違うので少しでもコンサルタントの仕事術を盗みたいと思いました。
そのためには心からお客様のことを思う強い意志と、成功事例を積み重ねて自信をつけることが大事ですね。
4 まとめ
外部の方から客観的に分析してもらってアドバイスをもらうととても参考になります。
その業界ではない人の視点は、つまりはお客様の視点だったりしますからね。
最後に税理士のメリットについても話してくれました。
経営者の一番身近な相談相手はやっぱり税理士なのだそうです。
そのメリットに税理士自身が気付いてないとのこと。
他の業界は税理士のメリットを取り込もうと積極的に動いているようです。
そして大きな変革の時だからこそ、新規で始める私にはチャンスなのだということ。
平均年齢の高い、変化を好まない業界だからこそ臨機応変に変化に対応できる若い税理士にとってはチャンスです。
まさにその通りだと思います。
お客様が求めるサービスの半歩先を行ければライバルはいません。
新しい流れに敏感に反応していきます。
【編集後記】
久しぶりに六本木ヒルズに行きました。
歩いている人の雰囲気が違いますね(笑)。
打ち合わせはグランドハイアット東京のカフェ。
周りの方がみんなセレブに見えました(笑)。
日常ではない刺激を得られて楽しかったです。