簿記のイメージだけでもわかると決算書の見方が変わります。
勘定科目にはそれぞれ家があります。
目次
簿記は仕訳
簿記は事業の活動を記録したものです。
仕訳というもので記録していき、仕訳を一つ一つ積み重ねていくと決算書が出来上がります。
基本的に事業活動は”現金”の動きで表されるので、現金の増減を中心に考えます。
仕訳の基本は現金です。
現金が増えると左、減ると右に入ります。
実際の仕訳はこんな感じです。
(金額は適当です)
現金 20万円 / 売上20万円
仕入 15万円 / 現金15万円
勘定科目の家
現金・売上・仕入など、簿記で使う項目のことを勘定科目といいます。
勘定科目にはそれぞれ自分の家があります。
基本的に家は4つに分かれます。
資産・負債・費用・収益です。
図にするとこうなります。
このシンプルな図がとても重要です。
仕訳を重ね合わせるとこうなります。
この図の左と右は、仕訳をしたときの左と右と同じです。
それぞれの勘定科目には家があり、資産に住んでいるもの、負債に住んでいるもの、費用に住んでいるもの、収益に住んでいるものがあります。
現金が増える場合
仕訳では現金が増えると左に入ります。
あいている右側には負債と収益の家があります。
素直にいくと右側には負債か収益が入ります。
現金が減る場合
仕訳では現金が減ると右に入ります。
あいている左側には資産と費用の家があります。
素直にいくと左側には資産か費用が入ります。
家出することもある
自分の家にいたものが、時々家出することもあります。
その場合のイメージはこんな感じです。
左右が逆になります。
何かがマイナスになるときは、家出をしている状態です。
資産と費用のマイナスで現金が増える場合
車両(資産)を売って現金が増えた。
交通費(費用)が戻ってきたから現金が増えた。
などがあります。
負債と収益のマイナスで現金が減る場合
借入金(負債)を返済して現金が減った。
売上(収益)が取り消されて現金を返した。
などがあります。
まとめ
現金を中心に考えると、これらの仕訳のどこかに当てはまります。
現金が増えるのは負債・収益が家にいる場合と、資産・費用が家出した場合。
現金が減るのは資産・費用が家にいる場合と、負債・収益が家出した場合です。
図で考え、イメージを持つことが大切です。
〜 なんてことのない日々 〜
今日は妻の実家で親戚が集まり、息子の誕生をお祝いしてくれます。
とてもありがたいことです。
息子も元気に成長しているので、みんなに顔見せできて嬉しいです。