税理士について調べてみました。
税理士というと年配の方というイメージがあると思いますが、そのイメージは間違っていないようです。
税理士の使命
税理士の使命は税理士法第1条に定めたれています。
税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。
日本国憲法にも目的や趣旨が書かれているように、税理士法にも趣旨や目的と同義の使命が書かれています。かっこいい使命だと思います。「独立した公正な立場で」。税理士として活動していくときの大きな軸にしていきます。
この使命は個人や会社にとっての理念や目的にあたります。私もまだ未完成ですがこのブログの固定ページにミッションステートメントを書いています。軸となる考えを言葉で公表することは大事だと思っています。
税理士の年齢構成
税理士の年齢構成を調べて驚きました。年齢層は高いだろうと思っていましたが想像以上に高いようです(笑)。
日本税理士連合会は定期的に税理士の実態調査をやっており、平成16年4月に実施された第5回調査と10年後の平成26年4月に実施された第6回調査の結果を並べてみました。
年代 第5回 第6回
20歳代 1.1% 0.6%
30歳代 10.4% 10.3%
40歳代 15.6% 17.1%
50歳代 19.3% 17.8%
60歳代 18.4% 30.1%
70歳代 29.1% 13.3%
80歳代 5.4% 10.4%
10年経って構成は変わっていますが、全体的に高齢の税理士が多いことは変わっていません。60歳代以上が5割以上を占めています。
開業税理士の分析もあり、開業税理士に限ってみると60歳代以上が6割以上を占めています。
私は今36歳なので30歳代の区分に入ります。税理士全体からみるとまだまだ若手ですね。昨日の面接で何度も「若手は」という言葉が出たのも納得できます(笑)。
どういうスタイルでいくか
税理士業界は少し前まで報酬も決まっており価格競争もなく手厚く守られてきました。なので営業ができません。新しいことに変化することを嫌います。
これから新しくゼロから始める者にとってそこを狙わない手はありません。
今までの記帳代行中心の仕事は自動化によりなくなると言われています。
古いやり方を捨て、新しいものをどんどん取り入れていく必要があります。
10年後は経理や税金のシステムがどう変わっているのか想像もつきません。
少し先の2、3年後も読むのは難しいですが、新たな流れに敏感に反応して自分で試してみるというスタイルでいきます。
何も持ってないから逆にチャンスなのかもしれません。
〜 なんてことない日々 〜
今の事務所の私の後任がようやく決まりました。
募集をかけても全然反応がなく困っていましたが、所長の知り合いが入ってくれることになりました。
一安心です。
事務所にできる限り負担をかけないよう引き継いでいこうと思います。