“中小企業の会計に関する指針”というものがあります。
ルールに従って処理することで信用力が増し、メリットがあります。
中小企業の会計に関する指針
“中小企業の会計に関する指針”は、日本税理士連合会などが各省庁の協力のもと、中小企業が計算書類を作成する際の指針を明確化したものです。
日本税理士連合会のホームページで内容を確認することができますのでリンクを貼っておきます。
→ 日税連HP 中小会計指針・中小会計要領
中小会計指針に従って処理していると、金融機関からの信用力が上がります。
自社の経営状態を把握するためにも一定のルールに従って会計処理をしておく必要があります。
固定資産の減価償却で利益の調整をする会社があるかもしれませんが、それをやってしまうとルール違反になってしまいます。
ルールを守って処理をすることで信用力のある決算書が出来上がります。
申告前にチェックリストを確認
中小会計指針に従って処理していることを証明する書類としてチェックリストがあります。
日本税理士連合会が作っているものと全国信用保証協会が作っているものがあります。
→ 日税連「中小企業の会計に関する指針」の適用に関するチェックリスト
→保証協会「中小企業の会計に関する基本要領」の適用に関するチェックリスト
チェックリストを提出することで有利な条件で借入ができることがあります。
このチェックリストを申告書の提出前に確認しておくことが大切です。
チェックリストを見ながら、ルール違反にならないように一つずつ確認していけば間違いありません。
申告書提出後に確認してルール違反がわかったのでは遅いのです。
借入をする予定がない場合でもチェックリストを確認する価値はあります。
正しい処理がわかりますし、何かの時に役に立つ可能性があります。
まとめ
中小企業用の会計指針というものがあります。
大企業ほど細かくなく、中小企業の事務負担を考慮した簡便的なものです。
チェックリストを使って自社の会計がどうなっているのかを確認する価値はあります。
中小企業会計のルールに従っておくと制度的にも有利なものがありますし、自社の経営分析にとっても有効です。
〜 なんてことのない日々 〜
初ガツオとホタルイカが出始めましたね(笑)
私も娘もお刺身が大好きです。
娘は初ホタルイカを食べて「おいしい」と言っていました。
旬なものはうまいですね(笑)