いよいよ明日は税理士試験の合格発表です。
受験生はドキドキして結果を待っていることでしょう(笑)
毎年この時期になると自分の受験生時代のことを思い出します。
税理士試験は人生をかけた戦い
税理士試験は1年に1度、8月にあります。
今年の場合は8月9日〜11日に実施されています。
そして結果発表が今の時期です。
とにかく長い(笑)
4ヶ月も待たされます。
税理士試験はいくつかの科目の中から5科目受かれば最終合格になります。
一気に5科目受けられるボリュームではなく、受験に専念していて1年に2、3科目、働きながらだと1科目ずつというのが現実的なプランだと思います。
次の科目の勉強を始める場合は結果発表を待たずに9月頃から始めます。
受かっているのか落ちているのかわからずに次の科目に進むのは落ち着かないものです。
落ちていればもう一度前の科目に戻るなどのプラン変更を余儀なくされます。
人生をかけて挑んでいる試験ですから結果発表はドキドキです。
受かっていると思っていてダメだったある年の結果発表
簿記論を受験したある年。
自己採点では合格ラインに届いていました。
てっきり受かっているものと思い込んでいました。
そして結果発表の日。
仕事帰りに妻と銀座で食事をする予定を立てていました。
自宅に届いた結果発表の封筒を妻に持ってきてもらい、銀座で待ち合わせ。
綺麗な街灯の下で封筒を開けました。
封筒の中には「簿記論A」という文字が・・・。
しばらく固まって声も出ず・・・
木枯らしがヒューっと二人の間を吹き抜けていきました(笑)
Aというのは合格手前の判定という意味です。
私の楽観主義の考え方が完全に裏目に出たパターンです(笑)
その後は二人で落ち込みながらしんみりお酒を飲みました。
私以上に妻のほうがショックだったかもしれません。
悪いことをしました。。。
次の年に無事合格しましたが、合格発表を見るまでは「受かっていると思うよ」なんて軽い言葉は口にできませんでした(笑)
合格してもダメでも涙が出てくるような過酷な試験です。
初心にかえって日々精進
税理士試験を思い出すと気が引き締まります。
私は25歳で簿記3級の勉強から始めました。
3年ぐらいで受かるつもりで始めた税理士試験でしたが、11年もかかってしまいました。
受からない年が続き何度も諦めようと思いました。
途中2年間は専門学校にも行かず勉強もあまりせず、本当に諦める一歩手前でした。
それでも家族の支えがあり続けることができ、今があります。
税理士になった今も毎日が勉強です。
受験に長い時間をかけてしまいましたが決して無駄ではなかったと思っています。
失敗した経験、自分を責めた経験、合格した喜びが積み重なっての今の私です。
毎年この時期は税理士を志した当時を思い出し、初心にかえることができます。
まとめ
受験は怖いものです。
結果次第で人生が変わります。
合格と不合格はコインの裏と表のようなもの。
どちらになるかは紙一重のところで決まっています。
まあ人生で起こる全てのことにいえることかもしれません。
ただの運なのかもしれませんし、運命という大げさなものなのかもしれません。
なんにしても自分が信じた道を突き進むだけです。
友人たちの明日の結果発表を楽しみにしています。
〜 なんてことのない日々 〜
飲食店を新規開店するお客様の融資が無事に通りました。
今回はスケジュール的にキツキツで、先に店舗の契約や内装工事の契約をせざるをえない状況でした。
心配していましたが無事に通って一安心です(笑)
事業を行うとは困難の連続ですね。
絶対に負けられない戦いなので私も一緒に戦っていきます。
〜おまけ〜
娘作
みかん、パイナップル、いちご
ヘタがうまい(笑)
なんてことのない日々はTwitterでもつぶやいています。
気が向いたら覗いていただけると嬉しいです。
西野伸太郎のTwitter