株式関係は制度が複雑です。
気づかないうちに税金を多く納付しているケースも多くあります。
目次
株について
株の取引を始めるには証券会社の口座を開設する必要があります。
私も勉強のために口座を開設しています。
株で稼ごうとは考えていません。
そんな能力もありません(笑)
リーマンショックでは結構損をしました(笑)
私の価値観と株の運用にはズレがあります。
株でお金を儲けることに価値があるとは思っていません。
ただ世の中が株に重点を置いている以上は無視はできませんので勉強のために株を持っています。
自分が求めていない経験をすることで自分の求めている答えが見えて来るのだと思っています。
証券口座の種類
証券口座には次の4つの種類があります。
【一般口座】
取引で利益が出ても源泉は引かれません。
年間の取引報告書を自分で作成して自分で確定申告します。
*年間の利益が20万円未満の場合は申告不要です。
全て自分で管理する必要があり手間がかかります。
【特定口座 源泉なし】
特定口座では年間の取引報告書を証券会社が作ってくれます。
源泉がないので、自分で確定申告をします。
*年間の利益が20万円未満であれば申告不要です。
源泉がないので20万円以上の利益が出たら自分で確定申告します。
申告をすると配偶者控除や扶養控除の対象から外れることもあります。
【特定口座 源泉あり】
特定口座なので年間の取引報告書を証券会社が作ってくれます。
源泉されているので確定申告の必要がありません。
証券会社が必要な手続きを全てやってくれます。
確定申告をする必要がないので、専業主婦や学生で利益が出ても扶養から外れることはありません。
【NISA口座】
新規投資額で年間100万円までの投資から得られる譲渡益・配当金が非課税になります。
*2016年から年間120万円になります。
確定申告の必要はありません。
*NISA口座については明日のブログで少し詳しく書こうと思っています。
多くの人が使っているのは”特定口座の源泉あり”
特定口座は税金関係の手続きを証券会社がまとめてやってくれるので楽です。
源泉ありにすれば確定申告の必要もありません。
株式投資をやっている多くの人が使っているのが特定口座の源泉ありです。
確定申告が不要なので、保有株式からの配当についても受け取って終わりという人も多いと思います。
配当金は源泉が引かれて入ってきます。
平成26年からは約20%引かれています。
10万円の配当であれば2万円程引かれています。
放っておけない金額です(笑)
特定口座で取引していても確定申告をすることができます。
他に所得がなく、株の配当だけを受け取っている専業主婦などは確定申告をすれば源泉で引かれた税金が戻ってきます。
他の所得があっても少ない人は税金が戻る可能性があります。
今まで配当だけをもらって放っておいた人は還付申告で税金が戻るかもしれません。
還付の申告は過去5年分することができます。
還付申告の注意点
還付申告をするということは所得を申告することになります。
今まで配偶者控除や扶養控除の対象だった人が、還付申告をして所得が38万円を超えた場合は控除が受けられなかったことになります。
*所得が35万円を超えると住民税の均等割(東京都の場合は5千円)が発生します。
この場合は控除を受けていた人が控除がなかっとして修正申告することになってしまいます。
個別の事情を考慮しても還付申告する方が得になる人もたくさんいます。
過去5年分の還付申告はいつでもできます。
今年の分の還付申告は来年1月以降にできます。
確定申告期間は関係ありません。
無駄に引かれている税金はこちらが主張しなければ戻りません。
納めすぎないようにしっかりと確認しましょう。
〜 なんてことのない日々 〜
今日は税理士会江東西支部の忘年会でした。
参加するつもりはなかったのですが、ひょんなことから参加することになり行ってきました。
総勢30名ほど。
36歳の私が一番若く、新人の挨拶をしました(笑)
「子供が2歳3ヶ月と3ヶ月です」というと皆さん暖かく「頑張れー」と応援してくれました(笑)
先輩方からは学ぶことがたくさんあります。