お客様は結果(成果)を得るために対価を支払ってくれます。
過程はお客様には関係ありません。
対価を得ている限り結果(成果)は重要
お客様からみればお金を払っているのだからそれに対して結果(成果)を手にできるのは当然のことです。
レストランに行けば美味しい料理を食べられ、落語を聞きに行けば笑わせてもらえ、高いPCを買えば快適に操作ができる。
そう思うのは顧客の立場から考えれば当然のことです。
税理士に求められていることも同様です。
税務会計処理に関して間違がないこと、適切な節税アドバイスをしていること、定期的な報告をしっかりすることなどは当然のこととして求められます。
税務調査で指摘がない、融資が無事実行されたなども結果(成果)です。
結果(成果)をきっちりと提供することは重要なことです。
自分を成長させるのは過程
結果(成果)は仕事をしていく上でとても重要なことですが、自分の成長という視点からは過程が大切です。
どのような過程をへて結果(成果)に至ったのかを蓄積していくことで学習し成長します。
特に結果(成果)が失敗に終わった場合が最も成長できるタイミングです。
反省し過程を改善すれば必ず成長できます。
なかなか結果がでないことでもコツコツ努力して続けることで自分の中の何かが成長しているはずです。
一番自分のためにならないのは“偶然良い結果が出た”というもの。
本来は良い結果がでる過程をへていないのに良い結果が出てしまった場合、反省して改善するのは難しく成長はできません。
実力があると勘違いしてしまうことになります。
まとめ
仕事をする上で結果(成果)と過程はどちらも重要です。
お客様に対しては結果を、自分に向き合うには過程を大切にします。
良い結果(成果)は偶然の場合もあり勘違いしないよう意識し、失敗したときこそ成長のチャンスだと思って前向きにいきたいものです。
〜 なんてことのない日々 〜
税理士試験が近づいてきました。
今年は8月9、10、11日。
試験は結果が全てです。
努力した過程は自分に知識と自信を与えてくれますが、合格しなければスタートラインに立てません。
残り1ヶ月が勝敗を分けます。
受験される方は頑張っていただきたいです。